生地を変えるとまるで別の型紙みたい。
最近、以前出した型紙のデザインモニターをお願いしています。
違う作家(ハンドメイダー)さんにつくって頂くと、まるで別の型紙だったかのように、イメージが新しくなるので、見ていて楽しいですね。
型紙屋をやっているとはいえ、やはり生のお客さんの生地合わせはデザインの勉強にもなるし、ハンドメイドの傾向を知る手がかりにもなっています。(店頭のトレンドとは微妙に違った、ハンドメイド業界の流れがあります。)
ちなみに、生地を変えれば今年っぽさが出るということは、シルエットを含めたデザインがしやすい型紙だという事です。
極端に今年らしさを詰め込むと、数年すると残念なデザインになり、生地合わせを変えただけでは、どうにもならないことがあります。
そこで問題になるのは、下の子も使えると思って買った型紙が、結局使えず終了するということです。(悲)
兄弟や姉妹で作る時、お姉ちゃんやお兄ちゃんの型紙が使えなくなるんです…。
これって結構痛手ですよね。
色んな考え方で、型紙はデザインされていると思いますが、ちゃきステの型紙は、子供の動きやすさと、作り手への優しさをモットーにしています。
作り手への優しさとは
ずばり作りやすさです。(これはすぐ想像できますよね。)
手間がかかったり、難しいソーイングに挑戦するのも素敵ですが、たくさん型紙を活用して頂くことを考えると、次にまた作りたくなるような、出来るだけ簡単に作れて、アレンジが効きやすいことが重要です。
そして、子供が動きやすいことも大切なんです。
なぜ『作り手への優しさが子供の動きやすさなのか?』
分かりづらいですよね。
一見して、接点がなさそうなことですが、実はソーイングでとっても大事なポイントが隠されています。
っというのも、子供っておとなと違って、着にくい洋服や窮屈な洋服は、意地でも着ない主義じゃないですか?
(これでどのくらい時間とお金をムダにしたことか…。)
おしゃれでかわいい洋服よりも、あなたから見ると
『えっ!?これ?』
っというようなダ○い!?洋服ばかり着たがったり。(悲)
とにかくラクで、動きやすい服でないとヘビロテしてくれないんですよね。
せっかく作っても、着てくれなかったらとってもさみしい(というより、かなりむなしい)ですもんね。
”子供が喜んでヘビロテしてくれたら。”
”いつもあなたふが作る洋服ばっかり着てくれたら。”
もう卒倒するほどうれしいですもんね。
これが、作り手への優しさの正体です。
ちょっと脱線してしまいましたが、要するに、今回モニターをお願いしたタックワンピは、色々と生地合わせを変えると、かなりイメージを変えられる型紙だよということをお伝えしたかっただけです。
型紙を買う際には、その型紙の持っているデザインのふり幅にも注意すると良いですね。
生地を選ぶ型紙もあるので。(←この件に関しては、今後またお話しますね。)
ただ今、印刷型紙SHOPをオープンしております。
今日の20:00以降で作業が出来る時間にクローズしますので、トップページにクローズが表示されていなければ、お買いものして頂けます。(4/4頃発送です。)
https://katagamiya.com/
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